研修

「ペットの同行避難研修」へ参加しました。

私が参加している「愛玩動物協会」も県の動物愛護推進委員をしているので
お手伝いさせていただきました。
個人的にも‘防災ボランティア‘をしているので研修が必要なのですが・・・

昨年「動物の愛護及び管理に関する法律」が改正され県では災害対策を見直し、
テスト的ではありますが今回の
ペット同行避難訓練を行う事に。時期的にも3月11日を意識しているのだなぁ〜と。

午前中は、机上研修。
動物救済マニュアルに基づき連絡体制、役割などを確認。
愛玩動物協会」の本部から講師としてお招きした平井理事より‘災害時のペット対策‘に
ついての貴重なお話も
聞くことができました。

スライドで見た災害時のペットや飼い主の姿、ボランティアさんの姿に・・・
涙ホロホロで聞き入ってました。


午後からは屋外でペット同伴での避難訓練を行いました。
我が愛犬レモンは参加出来ず!(選ばれし16頭のワンコと飼い主さんたちのご協力です)

不快音下歩行(ヘリ、緊急車両音)、不安定な場所の歩行、燻煙テント内歩行などの訓練。

「燻煙テント」もちろんペットにも人にも害のない煙です。
小型犬目線で屈んで入ってみたのですが・・・煙が下から出ている事もあり、かなりムセました。
愛犬レモンの様に鼻が低い犬種にはつらいだろうなぁ〜と。


「不安定な場所の歩行」
瓦礫の中を歩けるか?ペットボトル、ダンボール、土嚢袋など障害物のある場所での歩行練習。
上手く歩ける犬も居れば、怖くて固まってしまう犬、要領よく端っこの平坦な場所を歩く犬・・・
この訓練で飼い犬が‘どう反応するか?‘これを知ることが大切です。


そして私がお手伝いした‘避難所での対応‘
飼い主さんがペット同伴で避難した時の受付、預かり、ヒアリング、不足物資の確認、手配など。
飼い主さんが落ち着いている為、犬たちも比較的おとなしくスムーズにケージへ入れ、飼い主さんへのヒアリングなども何とかこなす事ができました。

現場で同じことを要求された場合・・・自信はないです。
飼い主さんの焦りがペットに連鎖されるので難しいだろうなぁ〜と分かるからです。

でも、一通りの流れが理解できたのは良かった。

県ではペット同行避難OKではないので(検討中?)今後もこのような訓練を通し関係機関へ訴えて
いくことができればいいなぁ〜と、いち飼い主としても思いました。


研修中お世話したワンコたち。(避難所で預かっている設定です)
飼い主さんと離れてもみんな動揺することなくいい子でいてくれました。


まもなく震災から2年。
‘防災意識‘が薄れていますが、この機会にもう一度、家族で話し合っていただければ嬉しいです。
ペットのことばかりですが「人命が最優先」ということを理解したうえで書き記しています。